また、その為の役に立つDVDとして、当方も研究し続けます。
【最新情報】
生徒数が減り続ける中、今回の発表会では先生のご協力により、DVDのお申込本数が過去最高になりました。
当方の撮影技術と価値観が認められた証ですね。
感謝感謝です。
過去一度もプロのビデオ業者に依頼していなかった発表会ですが、昨年、卒業する優秀な選手にプレゼントしたいからと依頼してくださいました。
そして、今年も行きますと何と生徒数がかなり増えており、当方の昨年のDVDを観ている親御様の当方への眼差しがすごくあったかかったのです。
これですよ、これ!!
ただ、映ってるだけでは駄目なのです。
親御様も誰一人として撮影している方はいませんでしたし、何といっても親御様の意識が変わってくれた気がします。
やはり、近所のビデオ屋さんではなく、本物のプロのビデオ業者(ビデオグラファー)に依頼してくださいね。
【多くのバレエ映像業者のスイッチャーのスイッチングが批判されている】
あるバレエの先生からコメントをいただきました。
もちろん、他社の話ですが、「毎回、舞台が終わり、DVDを楽しみにしているのですが、いつも出来上がった映像を見て、
前もって作品を理解していなかったり、映像に誰も写っていない瞬間があったりといまいちで残念な気持ちになることが多いです」とおっしゃってる。
この事は、YouTubeでも確認しており、私もバレエ団の撮影をしているビデオ業者の応援で撮影していると、社長から「フレームアウトして」と言われたことがあります。
つまり、一社だけでなく多くのバレエビデオ撮影会社が、バレエの先生のお気持ちや、バレエ映像の意味を、社長ですら理解できていないことになりますね。
ちなみに、当方のスイッチングはマッチ・カット方式であり、舞台でダンサーが見えている限り映しているので、"映像に誰も写っていない瞬間"など有り得ません。
【優れたビデオ業者に依頼】
ビデオ業者はどこに依頼しても同じではありません。
安さだけでは後悔いたします。
そんな経験をしている先生方からのお問い合わせが一番多いです。
どう撮っているのか、何にこだわっているのか知る必要があると思います。
それは、先生の思いはもちろん、親御様の為にも良かれとして撮影することです。
そして、基本はフォーメーションを見せることであり、数人横並びで同じ演技の時は、ゆっくりパンニングをし、演技後の挨拶は寄ってあげることです。
それには、オンタリー中にスムーズなズームワークが必要になります。
また、アクティブで距離間が変わる複数のダンサーの撮影構図を常に心地よい画面サイズでフォローしようとすると軽やかなズーム操作が必ず必要です。
つまり、プロのカメラマンとして出来て当然のカメラ操作が出来なければなりません。
そこを、古い考えのまま、よそも同じだからと言って、寄りと引きのカメラをズームを使わず単純に切り替えていることが良かれとしている大きな誤解があります。
例えば、海と真珠のように2人の演技が離れたり近づいたりする場面では、引くと引きすぎになり、寄りたくてもこれ以上寄れないと言った矛盾が発生します。
また、海外のバレエ動画を観ると一瞬でも寄りを撮っている動画をよく観ますが、それと同じで、下手と上手に分かれたグループ演技で、片方づつの演技を繰り返す場合、
一瞬でも片方づつ撮れる場合は寄っています。
こうすることで、映像にワクワク感がでて、見ごたえのある映像表現となるのです。
これを、ズームが嫌だから引きのままで良いとするのは、芸のない固定カメラとなり面白みにかけます。
次に、映像用語として「モブシーン」があります。
モブシーンとは、群集シーンのことで、主人公が何処にいるのかを表現するには、
全体像から主人公にズームインするからこそ何処にいるのか分かり、カメラの切り替えで寄ると映っているが何処にいるのか分かりません。
このように映像表現にはズームを必要とし、ズームイン・アウトという用語があるのです。
だからこそ、軽やかなズームワークでダンサーの距離間にあわせた心地よい構図で撮りつづけることの方が最高の映像美学となるのです。
お陰様で、DVDを観たお客様から、早くも「次の発表会が待ち遠しい。」などと言っていただきました。
以上、殆どの教室が発表会を目標としており、前回の発表会DVDを観て、教室を決める親御様もいると思うのです。
最後に、しがらみのないお教室の先生方は、発表会やおさらい会、クリスマス会、
そして、バレエコンクールはもちろん、合同発表会的なヴァリエーション大会、レッスン中のヴァリエーションを撮影するのに同じビデオ業者にする必要はないですね。