日本最大級の国民文化祭の開催地が、今年は和歌山県であり、私は田辺市の紀南文化会館大ホールにて、4つの公演の撮影から納品まで全ての作業を完了いたしました。
10月31日(日)ニュー・バレエ・コラボレーション
11月07日(日)全国邦楽合奏コンサート
11月13日(土)フラダンスフェスティバル
11月14日(日)ワールドダンスフェスティバル
日本各地に出張しているビデオグラファーです。#クラシックバレエ #モダンバレエ #コンテンポラリー #新体操 #チアダンス #雅楽 #新舞踊 #フラメンコ #ジャズダンス #ベリーダンス #津軽三味線 #ソロ演奏 #オペラ #ミュージカル #ジャズコンサート #民俗芸能 #農村歌舞伎 #日本舞踊 #民謡(民踊) #本領発揮 #ラジコン
日本最大級の国民文化祭の開催地が、今年は和歌山県であり、私は田辺市の紀南文化会館大ホールにて、4つの公演の撮影から納品まで全ての作業を完了いたしました。
10月31日(日)ニュー・バレエ・コラボレーション
11月07日(日)全国邦楽合奏コンサート
11月13日(土)フラダンスフェスティバル
11月14日(日)ワールドダンスフェスティバル
昔、ポプラ並木の歩道で、TVリポーターが、ある程度の距離感からカメラに向かって歩きながらリポートしたいと、ディレクターからの要望に応えました。
それは予想を超えるカメラワークであり、まず、約20m離れたリポーターに超望遠レンズで寄りピントを合わせました。
そして、中指と親指でズームリングに触れ、人差し指はアイリスリング、薬指はフォーカスリングと触れスタンバイしました。
ディレクターの5秒前からのカウントダウンが始まり、リポーターが歩き初めると同時にリポートを開始しました。
ENGカメラマンとして、まず、やることはフォーカス送り(フォローフォーカス)で、そのままのサイズだと極端なアップになってしまうので、少しづつズームアウト(ズームバック)します。
次に、ピーカン(晴れ間)だったので、ポプラの下を通るとフェイスが暗くなり、アイリスを調整します、
これを、3本のポプラ並木を通過するので、3回繰り返します。
そして、カメラの1m 手前で止まり、締めコメントを言い終わります。
この間、ずっと再生モニターを観ていたディレクターの第一声が、「このカメラワークを出来るカメラマンは、東京には、もういない。」と言っていただき、リポーターもOKなので、撮影終了いたしました。
後で聞いた話ですが、ディレクターは安心したのか、新幹線では熟睡して帰社されたそうです。
日本政府の国民に冷たく愛がない中、芸術性の高いバレエ映像保存の為に、優秀なビデオグラファーを支援していただける、富裕層の方々にお願い申し上げます。
世界でも優れた高度な撮影ができる映像職人を、お守りくださいませ。
先生方のバレエ発表会ビデオを“宝物”にしていただく自信と実績があります。
ちゃんとしたスイッチングシステムで組んだカメラのファインダーの中には、「今、自分のカメラの映像を生中継している」ということが分かるように赤いランプが点くようになります。
そう、録画ランプと同じものです。
逆に言うと、オフ・タリー中に構図やピント合わせやアイリスも調整すると、スイッチャーは各カメラのモニター映像を観ているので採用してくれます。これがオン・タリーであり、採用されている中でのズーム操作を「オン・タリー・ズーム」と言います。
さて、本論ですが、このオン・タリー・ズームは、プロでも出来るカメラマンが少ないのです。
言い換えると、電動ズーム操作は出来るが、手動ズーム操作が出来ないカメラマンが凄く多いと言うことです。
簡単に申しますと、これによりカメラマンの上手い・下手が分かってしまうのです。
つまり、手動ズームだと可変速ズームが出来たり、決めたい構図に容易く変更できますが、電動だとレバー操作になり、押し加減で寄りすぎたり、寄りが足りなかったりするのです。
極めつけは、芸術的で感情移入した可変速ズームをすることで、例えばダンサーの「魂の演技」も、感動的に撮れる映像表現なのです。
もう分かりましたね。
電動ではプロフェッショナルズーム操作ができません。
ありがとうございました。